人前式にした理由
私も旦那も仏教徒ですが、法事でお寺に行く程度なので事実上は無宗教です。
旅行でお寺に行くことは好きですが、教会には馴染みがありません。そのため、参列した挙式がキリスト教式だと聖歌が歌えないのです。
結婚式を挙げると決まった時、教会も魅力を感じましたが、聖歌も歌えない自分がキリスト教式というのは、やはり違和感がありました。
お色直しに時間をかけたくなかった私たちは、挙式は洋装と決めていたので神前式の選択肢もありませんでした。消去法で、人前式となりましたが、人前式についてあまりよくわからないというのが本音でした。
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参列した友人の人前式
以前、挙式を人前式にて執り行った友人がいました。立会人は、新郎新婦共通の友人で司会進行をされていました。
誓いの言葉の時に笑いを取ろうとしたり、それに新郎が悪ノリしたりと、かなり砕けた雰囲気でした。
それを和やかな雰囲気と表現することもできますが、個人的には人前式であっても婚礼の重要な儀式なので、ある程度は真面目にやるべきだと思わずにはいられませんでした。
特に、親や祖父母の世代は人前式に慣れていないので、配慮が必要だと思います。
自分たちの人前式
私たちは、シンプルな進行で人前式を考えました。
まず、新郎が一人で入場し、新婦は父親と入場。母親によるベールダウンも行います。それぞれの入場曲は、挙式に合う有名なクラシック曲を選曲し、二曲の雰囲気と調性を合わせました。
司会は、披露宴の司会の方にお願いすることにしました。人前式のことも考え、落ち着いた話し方の司会者に決めました。
司会者による開式宣言の後は、自分たちで考えた結婚の三箇条を読みあげ、誓いの言葉とします。三箇条は私たちらしいと思っていただけるように工夫しました。
そして、一般的な挙式と同じように指輪交換と誓いのキスをし、結婚証明書は、自分たちと両家の父が署名することにしました。
兄弟や知人に署名していただくパターンもありますが、両家の父がふさわしいと考えました。
署名が終わると閉式の言葉なので、とてもシンプルな進行になります。あまり簡潔にならないように工夫が必要かと思いますが、私たちは一つ一つを時間をかけてゆっくり行うようにします。
近年は、改めてプロポーズをする演出や、新郎がゲストから花を受け取って花束にして新婦に贈るというイベントも人気があるようです。
人前式のメリット
人前式は自分たちが好きなようにできることがメリットであり、その分失敗につながりやすいというデメリットと隣合わせでもあります。流行りの演出を気にしすぎることも危険です。
しかし、挙式というセレモニーを真剣に考えて作り上げた人前式は、一生心に残るものになると思います。