結婚式招待状を同棲中の二人に出す場合

結婚式招待状は、結婚式に出席してほしい相手に送る招待状です。両親をのぞいた親族や友人、会社の上司や同僚などに送りますが、その中でも同棲中の二人に出す場合は一通で良いのか、もしくは別々に出した方が良いのか悩みますよね。

基本のマナーとして、同棲中であろうと、二人が結婚していない場合は別々に出すというのが礼儀です。

結婚して一つ屋根の下に暮らすご夫婦の場合は、宛名を連名にして一通送れば問題ありません。ですが、ただ同棲しているだけという場合は、やはり別々に出すのが良いでしょう。

連名で一通のみ送るというのは、決して悪いわけではありません。

たとえば、同棲中の二人が新郎新婦の兄弟にあたる場合、二人を招待する席は親族席になります。招待状を送った時は結婚はしていないけれど、今後結婚する予定がある、そしてもう家族同然の付き合いになっているという場合でしたら、連名で一通のみ送るというのも問題ないでしょう。

招待状も一人一人に送ると非常にお金もかかります。また、招待状一通につき引き出物一つということになっているので、招待状を送った分だけ引き出物も用意しなければなりません。

予算を少しでも削りたいという新郎新婦は多いので、同棲しているなら一通でいいかと考えてしまうのも分かります。ですが、やはりマナーはマナーです。礼儀として、別々に一通ずつ送るというのが良いでしょう。

招待状を送る相手が、とても親しい友人であるならば、連名で出して良いのか、別々が良いのか直接訪ねてみても良いかもしれませんね。

招待状を二人で一通だと引き出物も一つになるので、そういった事を伝えた上で連名で出すのか別々に出すのか相手に決めてもらうというのも一つの手です。長いこと悩むようなら聞いてしまった方が早いですし、スムーズに決めることができますよ。

送る相手にとっては、結婚式招待状が届くだけで嬉しいことです。新郎新婦の結婚を祝福できる場所に参列できるという事だけで幸せだと感じます。なので、親しい友人だからこそ、宛名を連名で送るという点は全く気にしないという人が多いです。

新郎新婦が、やはり礼儀として一人ずつ送ろうと最初から決めている場合は別として、連名でも良いのかと悩んでいる場合には気軽に相手に聞いてみましょう。

もし、連名で出す場合は、返信はがきも一枚入れておけば大丈夫です。連名での招待なので、返信する側も一つの返信はがきに連名で書いて返信します。

結婚式の一般的なマナーとはいえ、それぞれ事情もありますし、時と場合に応じて招待状を出す方法を決めるというのが一番ですね。